令和4年度第1回「カタリバ」を開催しました!

日本財団助成事業「聴覚障害者のためのキャリアサポートセンターの設置」の一環として、7月2日土曜日に、Zoomを使用したオンライン開催の形で「カタリバ」を開催しました。「カタリバ」は聴覚障害者が働く上での工夫や悩みなどについて情報交換することを目的としたイベントです。今回は「聴覚障害者とテレワーク」を主なテーマとして語り合いました。

当日は筑波技術大学の卒業生を含む15名の参加者と、話題提供者の中村友則氏と辰巳沙恵加氏、助言者の日下部隆則氏(同志社大学SDA支援室、チーフコーディネーター)、筑波技術大学の教職員など、計24名が参加しました。

前半は、話題提供者から、テレワークのメリット・デメリット、テレワークでの工夫、使用しているツールについてお話いただきました。参加者からは、仕事と休憩のON/OFFの切り替えや、話が分からなかった時に割り込むコツなど、様々な質問が投げかけられました。また、助言者の日下部氏からは、コロナ禍で聴覚障害者が活躍するためのアドバイスと激励の言葉をいただきました。

後半は、2グループに分かれて、会社での人間関係の悩みや音声認識ツールについて情報交換などを行いました。それぞれのグループで手話や音声、チャットなどを用いた会話が飛び交いました。

終了後のアンケートでは、「ほかの聴覚障害者の方の事例を直接聞くことができるのは貴重な経験になると思った」「いろんな社会人の方の経験談を聞きたい、情報交換したい」「様々な方の視点・考え方による意見は、自分では気づいていなかった内容もあり、見ていて楽しかった」といった意見をいただきました。
当事業では今後もイベントを継続的に開催していきます。実施が決まりましたら当事業ホームページや筑波技術大学ホームページ等からご案内いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。

画像は、終了時に撮影した集合写真です。

※なお、「カタリバ」という名称は「認定NPO法人カタリバ」の活動と関係がありません。