令和7年度第3回「聴覚障害のある社会人のための情報交換会」を開催しました

筑波技術大学「聴覚障害者のためのキャリアサポートセンター」では、2025年10月17日 金曜日に、今年度第3回目となる「聴覚障害のある社会人のための情報交換会」をオンライン(Zoom)で開催しました。
当イベントは、聴覚障害者が働く上での工夫や悩みなどについて情報交換することを目的とし、開催しています。
当日は聴覚障害のある社会人7名、筑波技術大学の教職員3名の計10名が参加しました。
今回はスタッフによる進行やテーマ設定を行わず、自由に交流いただくZoom開放回でしたが、参加者同士で活発な意見交換や情報共有が行われました。以下、話題に上がった内容です。
・聴覚障害のある著名人
・おすすめの本や映画紹介
・コミュニケーション力を磨くには…
・字幕付き映画や舞台の観賞経験
・デフリンピックについて など
参加者の皆さんからいただいた感想を一部ご紹介します。
- 常時Zoom開放お願いします。
- グループLINEでチャットしているみたいでした。私は声出して喋りたい方ですが、発言力のある人ばかり喋ることになるので、チャットはタイムラグがありますが、平等に好きなタイミングで発言したり、質問したりできるのは良いなと思いました。
- デフの方と話す機会がなく、久々にチャットで会話できて気分転換になりました。
- 流れがあまり決まっていなかったので、あるていどモデレートしてほしかった。各自、公開できる範囲で自己紹介内容を記載したものを用意してきてもらえると良いな、と思いました。
職場では話の輪になかなか入れず孤独感が強いという方もいらっしゃり、聴者とのコミュニケーションに消極的な意見もみられました。今後も当事者同士が気軽に話せる会や、聴者・聴覚障害者の相互理解のためのコミュニケーションワークショップなどを開催していきます。
※画像は情報交換会中のZoom画面です。一部ぼかし処理をしています。
