令和5年度「TOEIC試験対策講座」を開催しました
7月23日、8月6日、9月10日、10月8日(いずれも日曜日)に、Zoomを使用したオンライン開催の形で、聴覚障害のある方を対象としたTOEIC試験対策講座を開催しました。当講座は筑波技術大学が行う聴覚障害者の社会人を対象とした「聴覚障害者のためのDX/D&I促進人材育成プログラム」の科目の一部としても位置づけられております。
当講座では全研本社株式会社から床呂恵美講師をお招きし、テキストとハンドアウトを用いてTOEICのReadingパートで50~60%のスコアを目指せるような解き方やコツをご教授いただきました。
全4回を通して、のべ10名の方々がご参加くださり、参加者からは以下のようなコメントが寄せられました。
- 「英語(外国語)のクラスを手話通訳・文字通訳付きで受講したのは初めてでした。こんなに集中できるとは思わなかったです。聞こえない自分にとって、外国語を勉強するのは自己学習のみ(自分で教材を読んだりするだけ)と思っていたのですが、クラス形式で1つ1つの問題や文法、単語に解説があると理解度が全く違うと思い知りました。」
- 「独学では学び得られない内容で集中できてよかったです。問題がどういう傾向にあるのかや、回答までどういったプロセスが望ましいかなど充実しておりました。まさに、今、現場にて英語を活用していて、スキルアップのためにTOEIC対策が必要な立場としては恵まれた内容でした。」
- 「TOEICは教材や問題集をこなせばいいと思っていたが、実際に受けてみると、TOEIC対策に特化した構成となっていて、TOEIC独特の問題やアプローチ方法などを具体的に指導してくれた。これは、独学では決して学び得ない内容であるし、講座にアクセスできる手段(手話通訳や文字通訳等)がない自分にとっては驚嘆することが多かった。今回学べたことは、自分のステップアップに非常に役立った。」
当講座では、申込時にアーカイブ配信を希望してくださった方を対象に、手話通訳・文字通訳付きの録画配信を今年度の3月末まで実施します。
当事業では今後もイベントを継続的に開催していきます。実施が決まりましたら筑波技術大学のホームページや本事業ホームページなどから案内いたします。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
※画像はオンライン配信講座の様子です。
※一部ぼかし処理を行っています。