令和5年度第2回「聴覚障害のある社会人のための情報交換会」を開催しました
当事業の一環として、7月28日 金曜日にWeb会議システムZoomを使用したオンライン開催の形で今年度第2回目となる「聴覚障害のある社会人のための情報交換会」を開催しました。
当イベントは、聴覚障害者が働く上での工夫や悩みなどについて情報交換することを目的とし、開催しています。
今回は「どうやったら同僚に理解してもらえるの?!」をメインテーマとして取り上げ、意見や情報交換を行いました。
当日は聴覚障害のある社会人13名の参加者と、話題提供者の綿貫 彩氏、筑波技術大学の教職員、計20名が参加しました。
前半は、話題提供者から「私と会社と手話カフェと」をテーマに、学生時代の様子やご自身の聴覚障害に関するお話、これまでの仕事での経験や現在の職場でのコミュニケーション方法や工夫などが語られました。現在運営している手話カフェの紹介では、コミュニケーションを通した繋がり作りの大切さについても語られました。話題提供中は、熱心に話を聞く参加者や真剣な眼差しで画面を見つめる参加者の様子がありました。
続いて行われた質疑・フリートークでは、参加者から綿貫氏に対して、職場での音声認識導入の機会や頼み方に関する相談や、ロールモデルの存在、手話カフェを運営する上でのモチベーションは何かといった質問が投げかけられました。
参加者からも自身の経験等が語られ盛り上がりを見せる中、記念撮影をし終了となりました。
ご参加くださった方々からは「綿貫さんの思いや、参加者の皆様のお話に深く共感した」「それぞれが自分の置かれた場で懸命に頑張っている様子が聞けた」「綿貫さんのカフェ運営は、すごい。自分も、職場等でできることを着実に進めていきたい」といった感想やご意見をいただきました。
当事業では今後もイベントを継続的に開催していきます。実施が決まりましたら当事業ホームページや筑波技術大学ホームページなどから、ご案内いたします。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
※画像は終了時に撮影した記念写真です。