令和6年度第6回「聴覚障害のある社会人のための情報交換会」を開催しました
筑波技術大学「聴覚障害者のためのキャリアサポートセンター」では、2025年2月22日 土曜日に、今年度第6回目の「聴覚障害のある社会人のための情報交換会」をオンライン(Zoom)で開催しました。
当イベントは、聴覚障害者が働く上での工夫や悩みなどについて情報交換することを目的とし、開催しています。
当日は聴覚障害のある社会人8名、聴者1名と、本学の教職員5名の計14名が参加しました。
今回は「職場でのコミュニケーション、どう感じていますか?」をテーマに、コミュニケーションに関する概説と情報交換を行いました。
コミュニケーションに関する概説では、職場でのコミュニケーションをフォーマルコミュニケーション・インフォーマルコミュニケーションの2つに分けて、目的/内容/話し方/時間/環境の5つの要素からそれぞれの特徴を説明しました。
情報交換では、トークテーマをフォーマルコミュニケーション・インフォーマルコミュニケーションの2つに分けて、グループトークを行いました。以下、それぞれのグループで話題に上がった内容です。
フォーマルコミュニケーションのグループ:
会議や報連相での情報保障の手段や工夫/音声認識を用いる際に専門用語が認識されなかった時の対応/職場での合理的配慮の取り組み/ディスカッション型の研修に参加する時の困難や解決手段、など
インフォーマルコミュニケーションのグループ:
顔色を窺う癖によって発言を遠慮したり周囲を疑いの目で見てしまったりする悩み/同僚から傷つく対応をされた事例の共有/職場の人との距離感/職場で嫌なことや人間関係で嫌なことがあったときの対応、など
参加者の皆さんからいただいた感想を一部ご紹介します。
- 困り事やお互いの状況についてじっくりコミュニケーション取る事ができて良かったです。もうひとつのグループの方も報告内容を聞けて学びになりました。
- 普段、同期以外の聞こえない社会人の方とお話することがあまりなかったので、皆さんがどのような悩み、対処方法をお持ちになっているかを知ることができ、参考になりました。
- フォーマルとインフォーマルな対話場面における問題を共有し合い、司会者/先生からの問いかけの工夫により、各参加者の経験に基づいた多角的な意見が引き出されました。また問題の現象からの深堀りが行われ、対処の方法だけに留まらず、次につながるような心構えや考え方を得られたような気がします。自身の職場でも、そうした問題抽出と配慮を行える環境づくりに、少しずつ取り組んでゆきたいと思いました。
- 聞こえない人との集まりでいろんな意見や、同じような悩みで自分だけではないと感じたり、今後自分の生きていく上での励ましや、自分の振り返りが出来る事が嬉しいです。
- フォーマルコミュニケーションとインフォーマルコミュニケーションの違いのお話を聞く事ができて勉強になりました。
- 自分が職場で最近へこんだ話題についてのアドバイスがあってうれしかったです。周りに気軽に相談できないため、情報交換会では気軽に吐き出せるのでとても感謝しています。
※画像は終了時に撮影した記念写真です。一部ぼかし処理をしています。