令和5年度第6回「聴覚障害のある社会人のための情報交換会」を開催しました
当事業の一環として、3月23日 土曜日にWeb会議システムZoomを使用したオンライン開催の形で今年度第6回目の「聴覚障害のある社会人のための情報交換会」を開催しました。
当イベントは、聴覚障害者が働く上での工夫や悩みなどについて情報交換することを目的とし、開催しています。
今回は「マニュアルにない業務の対応、どうしてる?~職場の暗黙ルール~」をメインテーマとして取り上げ、参加者同士で意見や情報交換を行いました。
当日は聴覚障害のある社会人聴覚障害者8名、聴覚障害者と協働している聴者1名の計9名の参加者と、筑波技術大学の教職員、計14名が参加しました。
第一部の情報交換では、テレワークの普及に伴う暗黙ルールの変化や、チャット等での抽象的な指示の対応などが話題として挙げられました。さらに音声認識ツールの使用感に関する意見交換も行われました。また今春4月から職場の環境が変わる参加者に対して、事業スタッフの日下部から激励の言葉が送られました。
第二部は、スタッフによる司会進行や情報保障は行わず、参加者同士の交流の場を設けました。交流ではZoomのチャット機能を用いて、時には軽口を交わしながらも各々が話したいことや聞きたいことを自由に語り合いました。
参加者からいただいた感想を以下に紹介いたします。
- 他の聴覚障害の方の職場の暗黙のルールに関する経験談やコミュニケーションなどを聞くことができ、とても参考になりました。
- 自分の所はテレワーク率が低い職場なので、テレワークが進んだことで対面で訊くことができなくて困っている、という他の方の話を訊いて、対面ならではのありがたみも感じました。
- 面白かったです。本当に発散になりました。ありがとうございました。
- 日下部さんからアドバイス頂けて、4月からの活力にします。
- 事業としての情報交換会は今回までということでした。もっと早い段階からこの事業について知っていれば…と思いました。もし可能であれば、今後大学での情報交換会として継続いただけると嬉しいです。
※画像は終了時に撮影した記念写真です。一部ぼかし処理をしています。