【聴覚障害学生対象】 就職活動応援セミナーを開催しました
当事業では、12月8日 金曜日に、Zoomを使用したオンライン開催の形で、聴覚障害学生向けの就職活動応援セミナーを開催しました。
本企画は、『就職活動スタート!基本のキ:社会に出る心構えを作ろう!~働くって何?学生と社会人の違いは?~』をテーマとし、社会人になった自分を考えるきっかけ作りの場を提供しました。全国から3名の聴覚障害学生の参加がありました。
「ワークショップ:社会に出る心構えを作ろう」では、当事業 日下部 隆則特任助手が、社会に出るにあたっての不安・学生と社会人の違い・働くことの意味について考えるワークショップを行い、社会に出て働くことの楽しさについて解説しました。
「知っ得!就活基礎知識~聴覚障害学生version~」では、当事業 後藤 由紀子助教が、就職活動のスケジュール、雇用の障害者枠と一般枠の違い、応募先企業の見つけ方、配慮事項の整理の方法、就活中から就職後に相談できる場所について解説しました。
「先輩に学ぶ!社会に出る前にできること」では、NTTデータMSEの渡邊 千春氏とプラス株式会社の大貝 佳那好氏をゲストとしてお招きし、ご自身の現在の仕事の紹介、就職活動当時に苦労したこと、ご自身の体験をふまえて就職活動を迎える後輩への応援メッセージをお話いただきました。
参加者からただいた感想を一部紹介します。
- 「ワークショップでは、参加者の聴覚障害学生同士、共感と同時にそこから新しい発見をすることができた。」
- 「改めて言語化する機会を設けていただき、不安への対策を考えるきっかけになった。」
- 「就活における基礎知識の説明が丁寧で分かりやすかった。」
- 「就活活動を進めている最中だが、自分が入社するなら自分の個性を見て採用してくれるところが良いと思ったので、インターンや企業説明会で見極めていく必要があると感じた。」
- 「先輩方の話を聞き、また質問に対していただいたアドバイスを糧にして今後励みたい。」
- 「先輩方は、周りに聴者が多い中で、自分に合ったやり方を見つけ、自分も周りの人も大切にしながら日々を過ごしている様子がわかった。私も不安はつのるが、頑張ろうと思った。」
企画全体を通して意見交換や質疑応答が活発に行われ、就職活動や社会人になることに対して積極的に考える良い機会となったようです。
※写真は当日の記念撮影の写真です。
今後も新たなイベントや講座の実施が決まりましたら、筑波技術大学のホームページや本事業ホームページ等にてアナウンスさせていただきます。